突然ですが、ご自身の歯並びに自信はありますか?「自信があります!」と言える方はそう多くはないのではないでしょうか?なぜ歯並びがきれいな人とそうではない人がいるのか考えたことはありますか?
生まれつきや遺伝が原因と考えられていますが、実はそれ以外にも多くの原因があります。
ここでは歯並びが崩れる原因と、良い歯並びを作るための方法もお伝えしていきます。
なぜ悪い歯並びが引き起こされるのか?知っておくべき8つの原因
なぜ歯並びが悪くなるかご存知ですか?
実は遺伝的なものから、日頃の生活習慣などが原因となっています。
例えばお子様の場合、成長時期は歯も動きやすいため、歯並びが崩れやすい傾向があります。
日常生活で心掛けておくべきことも沢山ありますので、しっかりと原因を把握して対策していきましょう。
1. 2つの遺伝的要因が引き起こす歯並びの悪さ
原因1
歯の形や大きさ、あごのサイズ、形の変形など(口唇裂・口蓋裂)
原因2
先天的に歯の数が不足している場合(先天欠如)、過剰な場合(過剰歯)
2. 6つの後天的要因による歯並びの悪さ
原因1
子供の頃から舌や唇の使い方が悪いためによる原因
原因2 口呼吸
口呼吸のため常に口が開けっ放しの状態になっている(口唇閉鎖不全)・ 舌の癖(舌が前に押しだす)による原因
同じく食べ物を飲み込む際に舌が異常な動きをする(異常嚥下癖)
原因3 悪い癖による原因
子どもの頃、ついしてしまう頬杖や横向き寝、爪噛み、指しゃぶりなども、歯並びとかみ合わせに影響を与えます。
1や2の悪い習慣がある場合には、矯正治療と併せて、舌と唇の機能療法を行うなど悪い癖を治すことが必要です。(口腔筋機能療法:マイオファンクショナルセラピー;MFT)
それを活用して、後戻りと呼ばれる症状(治療後に歯並びが崩れること)を防止することに結びつきます。
原因4 あごの発育不良による原因
あごの発育は、咀嚼(噛む行為)によってあごの骨が刺激されることによって成長が促進されます。
咀嚼する回数が少なくなれば、反対にあごの成長の遅れを招き、悪化することもあります。
今の時代の食生活はやわらかい食べ物が多くなってきています。幼少期にはまずはあごの発育を考慮して、なるべく硬い食べ物を率先して選び、よく噛む習慣を身につけましょう。
原因5 歯周病による原因
歯周病は歯を支えている骨を溶かしてしまいます。歯の支えが無くなると歯が動くようになるため、結果的に歯周病によって歯並びが崩れやすくなります。
歯周病は一般的に痛みを感じにくいため、いつの間にか歯並びが悪化していることがあります。
まずは歯の動きを抑える為に、しっかりと歯周病の治療を受けることが大切です。
原因6 その他の原因
- 乳歯がいつになっても抜けない
- 乳歯が早く抜けてしまった(虫歯などの原因)
- 軟組織の異常(上下唇小帯の異常)
- 歯の形・本数の乱れ(多過ぎる場合と足りない場合)
- 永久歯の早い段階での欠如・虫歯・萌出遅延
- 間違った詰め物や被せ物
- 歯の治療を完了せず、治療中の状態で放置した場合
- 親知らず(第三大臼歯)
ネットを使って調べてみても、結局矯正治療に踏み出せずあきらめる人も多くいると思います。
しかし、歯並びの悪さが原因で自分の大切な歯を無くしてしまったり、口臭が原因で人に不快に思われてしまったりするかもしれません。
大きな後悔をしてしまう前にしっかりと治療して早めに予防することは、長い目で見るとメリットの方が多いと思いませんか?
特に最近では、矯正治療にとても力を入れている歯医者さんも増えています。
不安や疑問を感じたなら迷わず相談することをお薦めします。